美容皮膚科 医療脱毛 発毛・育毛 痩身 | 岸和田市 Jクリニック2nd
ニキビは皮膚疾患(肌の病気)のひとつです。ニキビには色々な種類があり、発症部位や年齢によってもその原因は異なります。
ニキビの状態と原因を把握して、正しい治療を行うことが大切です。
ニキビは皮膚疾患のひとつで、医学的には座瘡(ざそう)といいます。皮脂の分泌量が多く皮脂が排出しきれずに毛穴に詰まり、皮脂と不要な角質が混ざり合って角栓化します。そこにニキビ菌などの常在菌が繁殖するため、炎症を引き起こしてニキビができます。
身体が弱っている時に防衛本能で角質が厚くなり、毛穴をふさいでしまうことにより皮脂が分泌できなくなる
分泌できない皮脂がどんどん増加していき毛穴周辺にアクネ菌までも増加し、炎症が起こる
ニキビの主な原因となるのが毛穴の詰まりと皮脂の過剰分泌です。それらはストレスや生活習慣、睡眠不足など、様々な要因によって引き起こされます。放置しておくと炎症や化膿が悪化して、ニキビ跡の原因にもなりますので、早めのケアを心がけましょう。
思春期はホルモンの分泌が盛んになり、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、皮膚常在菌のアクネ桿菌(アクネかんきん/プロピオニイバクテリウム・アクネス)が繁殖します。皮脂の分泌量が特に多いTゾーン(額から鼻にかけてT字に形どられた部分)に症状がでやすいのが特長です。
大人ニキビは、体内に蓄積された負担が肌の新陳代謝にまで影響しているのが原因です。乾燥、睡眠不足や偏った食生活による生活習慣の乱れ、ストレスによるホルモンバランスの崩れなど、さまざまな要因が複雑に絡み合ってできます。季節に関係なく一年中でき、口周りやあごにかけてフェイスラインに症状がでやすく、治りにくいのが特長です。
ニキビの初期段階です。古い角質が蓄積して毛穴を塞ぎ、皮脂が溜まっている状態です。ニキビの中では初期段階にあたるので、正しく治療を行うことで症状の悪化を防ぐことが出来ます。
白ニキビの状態から、毛穴に詰まった皮脂に空気が触れることで角栓が酸化し、黒ニキビになります。この酸化した黒ニキビは毛穴の周りを黒ずませて「黒ずみ」となります。
白ニキビや黒ニキビが更に悪化し、毛穴につまった汚れや皮脂によりアクネ菌が増殖し、炎症を起こしている状態です。組織を傷めてしまい、ニキビ跡の原因にもなります。
ニキビが最も悪化した状態です。炎症が真皮まで達し、毛穴に膿が溜まります。ニキビが完治しても、ニキビ跡や色素沈着として残りやすくなります。できるだけ早い段階での治療を行いましょう。
ニキビ跡の原因は、簡単にいえば、皮膚の奥の層にダメージを与えてしまったこと。ニキビは炎症や化膿がひどくなると、お肌の奥のほうにある真皮層にまで影響を与えてしまいます。この真皮層と呼ばれるところは細胞を新しく作る機能があるので、ここにダメージを与えてしまうと、表皮を生まれ変わらせる為の新しい細胞が作れなくなってしまい、傷ついた古い肌が残ってしまいます。
ニキビ跡の赤みは、ニキビの炎症がお肌の内部に残っているために生じます。炎症は時間とともに沈静化するため、赤みも時間とともに消えてなくなります。
赤みが消えるスピードは体質や肌質によって異なり、早い場合は数週間で消えてしまいますが、遅い場合は数年間かかることがあります。
ニキビ痕の色素沈着は、メラニン色素が表皮に貯留(沈着)して生じる茶色いシミです。このメラニン色素は、ニキビの炎症によって表皮の基底層に位置するメラノサイトが刺激されることで発生します。メラニン色素が真皮に落ち込むと自然治癒はなかなか期待できません。
ニキビが繰り返し発生し、赤ニキビから化膿ニキビへと症状を進行させた結果、ニキビによってできた傷が真皮に達し、真皮組織を複雑に壊したことでできた瘢痕(はんこん)です。炎症が沈静する過程で、真皮が修復できたところとできなかったところが生じて、肌の表面が平らではなく凸凹になってしまった状態がクレーターです。真皮組織の深部を複雑に壊してしまうと、元の肌状態に再生するのは極めて難しくなります。爪でつぶしたり、誤ったスキンケアで、皮膚の深部を傷つけてしまうと同様、クレーターを作ってしまいます。